10月16日



今日も7時に起床。よく眠った。
今日は終日自由行動なので足を延ばしてトレドへ行く予定。
まずアトーチャ駅へ特急券を買いに行く。







駅構内が温室のようになっていておもしろい。
自動券売機で空きがあった11:20発の券を買い、それまでの時間で近場を散策することにした。
地図で見てその名前の厨二感に心惹かれたレティーロ公園内の「堕天使の噴水 (Fuente del Angel Caido)」へ行ってみることに。



カイードというのはルシファーの別名らしい。



まだ涼しい朝の光が清々しい。







ハトやカササギがしきりに歩き回っている。



途中にあった謎の水車のようなモニュメントを見て「これが堕天使の噴水…?ずいぶん前衛的な…」などと思っていたら普通に違った。
地図の位置情報が狂っていただけでもっと先だった。



ジョギングする地元の人が行きかうロータリーに堕天使像があった。





光源も相まってまぶしそうなポーズ。



おどろおどろしい像の周りは鳥の憩いの場らしかった。





来た道を戻り、歩ける距離のようだったので気になっていた王立タペストリー工場へ行ってみたが、
どうやら予約して工場見学をするタイプの施設のようだったので外観だけ見て駅に戻る。



アトーチャ駅で店を見るなどしてホームに電車が来るまで待った。

12時、特急に乗って30分ほどでトレド駅に到着。







装飾様式がイスラム教圏だった頃を偲ばせる。





床のタイルの紋章柄もおしゃれ。
2階建てバスの上に乗ってガイドを聞きながら旧市街までの景色を眺める。













乾燥した大地。日本では見ない色合いの風景だ。









終点のアルカサルでバスを降りて少し歩くと賑やかな広場がある。
目移りするがまずはトレド大聖堂に向かって路地を歩いていく。



気温も高い中、高低差があって常に坂のようになった道を歩くのはなかなか大変。



ゴシック建築のトレド大聖堂に到着。外からは想像がつかないほど広かった。

























聖遺物も納められている。







あちこちにいるこの竜が気になる。





中庭にも出られる。















非日常的な静けさが心地がいい感じ。





コインを入れるとキャンドル風LEDが灯るようになっている。火を使わないから安全。
この他にも司祭の杖や冠、エル・グレコの作品の展示室などもあってかなり見ごたえのある場所だった。



前もって目星をつけていたタラベラ焼の店ホタ・セラーノを訪れてピッチャーを購入。
「丈夫だよ!」と陶器同士をカンカンぶつける強度保障のパフォーマンスにはハラハラする!



大聖堂の他にも教会がある。入ってみたかった。



壁から生える出窓のようなものはどう使われているのだろう?











ソコドベル広場のマクドナルドにて、イチゴのスムージーが疲れた体に染み渡る…。
休憩した後土産物屋を色々回って気になったものを色々買う。
広場に面するお菓子の店サント・トメでマサパンも購入。
値段が妙に安いと思ったら、後から気づいたがレジの計算間違いなのか、半額ぐらいで買ってしまっていた!

まだまだ明るいのに18時頃には店じまいが始まるので、手持ち無沙汰になってしまった。
城壁の外から夕陽を見ようということになり、街を出て橋を渡る。











夕陽を見るはずが東側に出ていたようで残照しか見えなかった…まあこれはこれで…。









20時でやっと暗くなるという具合。この日の長さはうらやましい。
気が付いたら今日も夕食をとっていなかったが、ここで買ったマサパンとマカロンはおいしかった。
まだまだ見たい場所を残してきたので、もっと自由が利く機会にぜひまた来てみたい。