9月21日 晴れのち曇り

7:30に朝食をとって8:30に出発。いろは坂を下って日光東照宮へ。



砂利敷きの長い参道を歩いているとようやく昔の記憶と重なった。















神厩の見ざる言わざる聞かざる。
猿が馬の健康を守るという言い伝えから猿が彫られているらしい。



あまり注目されない裏側にもストーリー仕立ての彫刻が続いている。



実物を見たことがない作者が伝聞と想像で彫った象。







手水舍の飛竜







所々修復途中で白いままになっている。
これが全部白とかでもきれいそうな気もする。






眠り猫。雀が遊び猫が眠る日向で「平和」「日光」を表現しているという。



奥の院まで行けるようになっていた。長い階段が続く。





一番上まで上ると徳川家康の墓所がある。







陽明門は修復中。





ベニヤの隙間から修復後ピカピカの状態が見える。



Designsページの「AriaU」の鋳造をしてくださった鋳造所さんが修復に加わったという回り灯籠。
教えてもらってからちゃんと見てみたいと思っていた。





鳴竜がある本地堂。堂内は撮影禁止だったので外観を。
鳴竜にちなんだ鈴のお守りが売られていた。
東照宮では全体的にお守りなどのセールストークがすごかったので、辟易してスルーしてしまったが、
せっかくだから買っておいてもよかったかな?とも思った。
まあもし半額だったなら、買ってもよかったかなと(こうすごいとこちらも金銭事情を隠さない)



その後隣にある二荒山神社へ。
こちらは人が少なく、側溝を水が流れて灯籠が続く参道も静かですがすがしい。











夫婦杉、親子杉、宿り木など、縁にちなんだご神木がたくさんあるのが縁結びのパワースポットといわれる所以なのか。



東照宮に比べるとずっと質素で手作り感のある表示などがかえって好感が持てるような。



帰りは表の参道を下って鳥居をくぐる。
下り道の途中の土産物屋でゆばソフトなどを買い食いしつつ。



参道を出て駐車場に近いところのトイレに貼られてあった詠み人知らずの詩。個室によって違っていたそう。
乙なことをする人もいるものだ・・・。

それからまたいろは坂を上って、今度は戦場ヶ原へ向かう。



赤沼の駐車場から、ほどよく人の少ないハイキングルートを歩いていく。木の道は歩きやすくていい。



蛇がムカデに弱いとされるのは陰陽五行説からだといわれる。
でも伝説では蛇側である二荒山の神や俵藤太に助力を頼んだ蛇神がムカデの神に勝つものなのがおもしろい。







道に沿って流れが続いているのに、わさび農園の景色を思い出す。













もふもふの蜂。標高が高い所では昆虫も毛深くなるのだろうか?



倒れた木の根が彫刻のよう。













高い枝についていたキノコ?









セセリもスズメガに続いて特に好きな虫の1種。こういう体型に弱いのだろうか・・・













1時間ほど歩き続けて、泉門池でちょっと休憩。
透明で、住み着いているカモが潜る音くらいしかしない静かな池だった。





小さな木橋から川を見る。



油断していると嫌いな虫の1種、ザトウムシが音もなく忍び寄ってきていたりするので気を抜けない。
蜘蛛といいこういう体型の虫はなぜかダメだ!



音もなく誰もいない湿原の道。





きれいな色のウンカがいる。



ここからは光徳入口のバス停へ向かって帰ることにした。









木から絵に描いたようなキノコが生えていた。



ホルムの分身かな?

バス停からバスに乗って駐車場に戻り、ホテルで休憩してから夕食までの時間でまた中禅寺湖のほとりへ散歩しに出かける。



妹の提案でボートに乗ることに。



乗ったのはこのスワンボート。スワンボートなんて十何年ぶりだろうか!



30分は短いと思っていたが、10分もあれば結構遠くまで来られた。



昨日のような夕日は見られず残念。



宿も見えた。



ボートを下りてからは気ままに土産物屋巡り。
日光彫りのお店で牡丹の花が彫られたお盆を購入、職人さんに日付と日光の文字とを入れていただいた。
鮮やかな彫刻刀使い!まるで筆で書くようだった。

夕食後大浴場へ行くと、今日も貸し切り状態でうれしい。
浴場を出たところの休憩所でサービスのアイスキャンディーをもらって本を読んだりしてゆっくりした。