2月3日 曇りのち晴れ



6時前に目が覚めた。7時半に朝食をとる。



今日の折り紙:金貨を守るドラゴン

イタリアでは月の第一日曜日は国立の美術館・博物館が無料になるということで、今日はまだ行っていないフィレンツェの施設を回るか、思い切ってピサに行ってみるか迷っていたのだが、無料日の市内は人でいっぱいかもと思いピサに行くことに決める。
次の電車は10:28発だったので、チケットを買った後は店など見て待っていた。
車窓からの景色は天気が悪くて今日もこうかと思っていたら、予報が外れて晴れてきた。おっこれは?

Pisa Central駅で降りてバスのチケットを片道分買い、バスに乗り込んだ。
観光客がみんな塔まで行くバスはこれかと聞いていたのですぐわかった。
しかし運転手の態度がひどく、北欧系らしき男性が英語で尋ねているのにシカトで困惑させていたり、めちゃくちゃ荒い運転で観光客みんなを驚かせたりといっそ面白かった。どうしたというのだ…。

それでも無事すぐ最寄りバス停に着き、数歩歩くと突然空が開けて白い建築が視界に飛び込んでくる。
久しぶりに見た青空の効果もあってドラマチックだった。



携帯カメラの魚眼効果のせいで斜塔だけがまっすぐに写っているのは笑いどころ…。









堂々たるドゥオーモ。



近くにいた日本人観光客が「CGみたい」と言っていたが、気持ちはわかる。







まずはドゥオーモに入る。



青空に飢えすぎて、無駄に空を入れて撮りたくなっていた。





内部は監視が厳重でカメラ禁止のような雰囲気だったため、携帯で撮ったもの。
このときはこれ以上奥へ進めないようにロープが張られていた。日曜日だったからかもしれない。



次に洗礼堂に入る。



青空に飢え(以下同文)



内部は意外にシンプルな作り。



音響効果を披露するためのパフォーマンスに立ち会うことができた。
一人の歌声がまるでコーラスのように聞こえる!いいものを聞いた。
そのためうっかりすると扉の開閉の音が爆音となって轟き皆を驚かせるので、入退場の際は気をつける必要がある。



カンポサント(納骨堂)に入った。とても静かな空間。





広大な回廊に壁画や墓が並んでいる。





壁一面に壁画が続いている。











1944年の砲撃からの火災で致命的な被害があったらしい。
修復で建物は復元されたものの、収蔵されていた美術品は失われてしまったそうだ。





斜塔には上りはしなかった。見るからにすごい傾斜だ…。

それで満足してそのまま歩いて駅まで戻ったのだが、今思えば隣接するシノピエ美術館くらい見ておけばよかったかもしれない。また次があれば。
寄り道するような所も思いつかなかったので、13:53発のサンタ・マリア・ノヴェッラ駅行きの電車に乗った。
駅に着いたら昼食を買い、ホテルに戻って休んでいたら疲れなのかうとうとして夜になってしまった。
19時頃にデパートにでも行ってみようと外に出た。夜道は暗くスリが多そうな気配を感じて緊張感があった。



夜のレプッブリコ広場

デパートは思ったよりかなりこぢんまりしていて、服や化粧品しかなかったので拍子抜けする。
バルセロナのようなおもちゃ売り場があるかと期待していたがそういうのはないようだ。
すぐ引き返して帰ってきた。

明日は最後の観光とともに買い物探しをすることになる。
今まで全然お土産用の買い物をしていないので焦ってきた。
いいものが見つかることを祈るしかない。効率よく動かなければ!