8月14日
明日は朝から空港なので、観光は実質の最終日である。
今日はゆっくり起きて朝食をとる。
2日目に行くつもりだったノートルダム寺院へ。
今日も薄曇りで、ときどき小雨がぱらついている。
かんかん照りよりはずっと過ごしやすくていい。
ぼけた写真が多かったのでカットが多くてわかりにくいが、天井がかなり高い。
サン・ドニ修道院をさらに発展させた構造だそう。入場は無料、すごいと思う。
出口近くの店にはいろいろと気の利いたものが売っていた。
小さいステンドグラスに気に入った絵があったので購入。
それから昨日行くと決めたサクレ・クール寺院へ向かう。
最寄り駅までの路線は郊外になるのか、町並みや住んでいるから人も貧しい印象を受ける。
華の都といわれるパリも、華やかな面だけではない。
坂道を上がって寺院前に到着。
景色だけ見るときれいなのだが、寺院へ至る道には怪しげなものを売りつける人や物乞いの人、
明らかにスリとわかる人がひしめいていて、ただ写真を撮るにも気が抜けない。
観光客を狙って寄ってくる人の間を切り抜けるのにも慣れて、そういうゲームをしているような感覚になってくる。
ここまで来るとさすがに気がとがめるのか、そういう商売人はいない。
寺院内は撮影禁止だったが、ミサ中の光景を見ることができた。
新しめの内装で意外だったが、この寺院自体が完成したのが1919年と最近だったようだ。
モンマルトルの丘方面へ歩くと、寺院下より雰囲気が良くほっとした。
おしゃれな感じのカフェや土産物屋が並んでいる。
Paliというカフェに入って注文したチーズファルファッレ(蝶型マカロニ)。
フランスのパスタ料理はおいしくないというが、自分にとっては好きな味のことが多い。
・・・貧乏舌だから?
小雨でだいぶ涼しい。
クリストフ・ルッセルという新進気鋭のショコラティエのパリ2号店なる店が近くにあった。
その店内にあったこちら。ロリータ・ゼンって、こけし・・・?
フランスは禅という言葉が好きみたいだが、日本の意味から離れて言葉が一人歩きしている印象を受ける(笑)
その後パッシーに戻り、フランスでの最後の夕食のために食べておきたいものをいろいろ買う。
もちろん日本ではお目にかかれない果物も沢山。名残惜しい。
道路で水浴びしていた鳩。わしづかみにしてやりたい。
この日の夜は部屋にいとこ家族を招いて、話をしたり昼間買ったお菓子を空けたりした。
少しの間だったがここに住んでいたような気分になれた。
毎日3DSを持ち歩いていたら、連日フランス、スペイン、イギリス、オランダ、日本の人とすれ違えていたのが軽く驚きだった。
そしてMiiをヘタリアのロシア(名前Russia、作成者Hetalia)にしているフランス人がいて笑ってしまった。
事故もなく楽しい旅行にできてよかった。