2月2日 曇りときどき雨



7時に起きて朝食をとる。土曜だが意外にも人は少なかった。



今日の折り紙:うさぎボックス(?)追加

ゆっくり9時前に出発して駅近くにある高速バス発着場に向かってみる。
すぐにシエナ行きのバスの往復券が買えてしまったので、乗りかかった船だとシエナ観光を決める。
席は空いていてよかった。ただ今日も天気が悪いようなので、機嫌良く回れるだろうかと心配していた。

高速道路は日本とあまり変わらない感じだったが、ときどき丘の向こうに赤い屋根の街が見えたりするのがヨーロッパだなと思う。
急行ではなかったのでポッジボンシ他色んなバス停に止まったりしていたが、11時過ぎにシエナの発着場に到着。
そこそこの雨!そして気温も低めで大丈夫だろうかと思いつつ、旧市街のカンポ広場に向かって歩いていった。



坂道を上ったり下ったりして広場に到着。
写真を撮ろうとしたら挙動が怪しかったカメラがとうとう狂ったか使えなくなり、このタイミングで壊れるかよ…と気分が急降下しながらも携帯で撮った市庁舎。
青空なら見事だったろうに天気もこんななので、屋内を見学できる所に行こうと思いドゥオーモ方面に向かう。





あきらめ悪くカメラをいじっていたら内蔵センサーを騙して撮れる方法を編み出し、気分が持ち直る。
ドゥオーモ周辺の施設に全部入場できる共通券を買って、まずは教会に入った。



縞模様の柱と石細工の床面装飾が特徴的。













ドームの天井はだまし絵のようになっていて実際よりも奥行きがあるように見える。





白く飛んでしまっているが丸い部分はステンドグラスのバラ窓。





象眼と墨入れで描かれている床面装飾。





このちょっとかわいい感じの木と葉の描き方が参考になるなと思い…。









さりげなく竜





ピッコローミニの図書室に入ると、天井のグロテスク装飾のキャラデザイン(?)が好きな感じので興奮した。







よく見るとかわいいのがたくさんいてファンシーな雰囲気。





アンフィスバエナ!





左上の方にいる竜っぽいのもかわいい。





この天井装飾の図録とかあったら欲しい。



床のタイルも三日月柄でどことなくファンシー。いいものが見られた。



ドゥオーモ内の売店で写本装飾のポストカードを買って出てきた。



雌オオカミとロムルスとレムスの像。

次は付属美術館に入った。







旅行中に出会った「私に触れるな」5作品目。



ドゥオーモの床面装飾の元絵も展示されている。







これを石細工でやろうと決めたのがすごい。



写本は思っていたより4倍くらい大きいものだった。





書かれているピアノロールのようなものは丸い音符ができる前の楽譜で、これらは聖歌集。



家紋にちなんだ金細工のバラ。







いつも思うのだが、カトリックの司教の杖とかの聖具の造形は日本の魔法少女系女児玩具のデザインに通じるものがある…ような気がする。



展望テラスから見たカンポ広場。



反対側にはドゥオーモと鐘楼が見える。









さっきの写真で白飛びしていたステンドグラス。



雌オオカミとロムルスとレムスの像のオリジナル。





並ぶ雨樋の中に竜もいた。こういう造形も一度作ってみたい。

美術館を出て、次はクリプタに入った。



写真が1枚しかなかった…聖書の壁画と古い時代のレンガ造りの基礎が見られる。

次はサンタ・マリア・スカラ救済院へ。
元病院ということ以外知らずに入ったが、ここは不思議な場所だった。



礼拝堂を再現した中に聖遺物容器などが展示されている部屋あり。



大空間の礼拝堂あり。





慈善介護の間には、救済院の歴史と日常の様子が描かれた壁画がある。





地下に降りると、カンポ広場にあるガイアの噴水のオリジナル彫刻と再現レプリカが展示されている。





さらに降りると薄暗い礼拝室?があり、そこをまた下るとプロジェクションを使った解説などもある。





同じ階に考古学博物館があり、トンネルのような空間を贅沢に使って展示解説されている。











暗くて細い小道を抜けた先に14世紀に使われていた水屋の遺跡がある。





地下が広大すぎて何がどうなっているのやらわからなくなってきた。







共同墓地があった頃に埋められた人骨も見える。



誰ともすれ違わなかった、というか他に誰もいなかった。
ダンジョンを探索する気分でくまなく歩き回ったが冷静に考えると、怪我したり迷子になっても誰にも気づかれなさそうで危ない場所かもしれない…(笑)

階段を上がりまくって地上階に戻ると、そこは打って変わってモダンな空間で混乱しそうになる。
企画展も開催されていたのでそれも見た。理想郷にまつわる風景画の展示でよかった。



奥に見える茶色の建物がサンタ・マリア・スカラ救済院。
外からは中がああだとは全く想像がつかない不思議な場所だった。驚くほど地下が広い。
がぜんこの土地に興味を持ったのでシエナの解説本を買っておいた。
ダンジョンのようで楽しいので、ゲーム脳の方にはぜひおすすめしたいスポット(?)

15時過ぎに救済院を出て、次は洗礼堂に入った。







これで共通券は入れる場所全部を見て回ることができた。これで13ユーロはお得だった。



またカンポ広場に戻ってきた。このとき16時過ぎ。



復元されたガイアの噴水。



次は市庁舎の美術館に入ろうと思ったのだが…受付が閉まっている!18時までのはずなのに!?



冬場は終了が早いのだろうかと思いながら、仕方なく撮ったロムルスとレムスの像。

それならば国立絵画堂に行こうと歩き回ったが入り口がどこなのかわからず、急勾配の坂道を3周ぐらい探し回る。
ようやく見つけた扉にはTemporary Closedの張り紙があったのだった。
つくづく一番にドゥオーモに行っておいてよかったと思った…時間を無駄にするところだった!

毎日のことだが朝から何も食べていないので、どこかで夕食にしようかと思っても中途半端な時刻のせいで開いていない。
もういいかとバス停で30分くらい待ち、フィレンツェ行きの急行バスに乗りこんだ。
自分を入れて3人しか乗客がいなくて収益は大丈夫かと思ったが、オフシーズンはこんなものなのだろうか。
行きより早く1時間10分くらいでフィレンツェに到着した。

今日はいいものを食べてみようという気になったので、意を決してよさそうなホテルの向かいのレストランに入ってみた!
一応前調べして目星をつけていたメニューを注文した。店員さんが親切でほっとした。



リコッタとほうれん草のトルテッローニ。とても好みの味だった。



杏ジュースと300gぐらいあるフィレステーキ。とてもおいしかった!
空腹極まっていたのもあって量にも困らず完食。また来ようと心に決める。

歩き回ったが思いの外小冒険という感じで面白い日にできた。
シエナはまた天気がいい季節に行ってみたいものだ。