1月31日 霧のち雨ときどき雪



7時に起きて45分頃に朝食をとる。



8:30に出発してアカデミア美術館に向かう。
最初間違ってフィレンツェ大学の構内に入ってしまい内心焦ったが、何食わぬ顔で出た。
わかりにくい場所に入り口があるのだった。日本の美術館の感覚を忘れなければ…。



入ってわりとすぐにおなじみダビデ像がある。



未完成のミケランジェロのピエタ。バチカンにあるのとはまた違う。



ここから彫りまくって抜きを作らないといけないの大変すぎるな…!としみじみ思う石を彫ったことがない自分。







3段ズームにダビデ像。
課外授業か修学旅行のような雰囲気の大学生がよくここに集まっていた。



複製石膏像が並んだ展示室もある。



アポロンかと思ったらアテナ?(キャプション撮っておけばよかった…)



蛇のニンフ(うろ覚え)



咎めるような表情がいいなと思って撮ったのだったが、写真ではよくわからなくなってしまった。



複製型の作り方の動画が流れていた。分割が見るからに大変そう!



2階に上がる途中に窓の外を見ると雪が降っていた。



上階の祭壇画の展示室は結構空いている。テンペラ画の描き方の解説動画が興味深かった。



付属の小さな楽器博物館も見ていった。



チェンバロやピアノ、リュート、ギターなどが展示されている。これはハーディガーディ。



天井のさりげないグロテスク。



次にサンマルコ修道院へ。



雪が降る静かな回廊はなんとも趣があった。







2階に上がる階段の先に不意にあのフラアンジェリコの受胎告知が現れて驚く。
本当はこんな場所にある絵だったのか…そして壁画だったのか。



でもこの気取らない静かな空間にあるというのはとても似つかわしくていいものだな…と感じた。



小さな僧房1部屋1部屋を覗きながら、中に描かれた壁画を見ていくのがちょっと楽しい。
この旅行で出会った「私に触れるな(聖書のワンシーン)」1作目。
小さな窓からは雪が降る景色が見えていて趣深い。



写本が展示されていた図書館。



ショップスペースがある元食堂にはギルランダイヨの最後の晩餐がある。
こんな南国調の明るい色合いもきれいだ。



修道院から近いスカルツォの回廊にも行ってみた。
ここで合っているのかなと心配になる感じの入り口だったが、親切に迎えてもらえて安心する。









洗礼者ヨハネの生涯がモノトーンで描かれている。
レリーフのような装飾もだまし絵のように描かれているのが面白い。



次は捨て子養育院美術館に行こうと最寄り広場に出たはいいが、入り口の場所がよくわからず雪が降る中無駄に歩き回ってしまう。



ようやく見つけて入ると、近年リニューアルされたらしいきれいな展示室が広がっていた。
捨て子養育院の歴史や取り組みが解説されている。



ここが孤児院だった時代に、親に預けられた子供たちそれぞれの行く末が読める展示がある。



引き出しに入っているのは親が預けた子に持たせた身分証明のようなもので、二つそろっているものは元の親に引き取られていったという証。
でも多くは子供が持っていた片方しか残っていないのだった。
そして意外にも宝飾品のような高価そうなもの(=身分の高い家出身)が揃わずにいて、布の端切れのようなもの(=貧しい家出身)が揃っている印象があり、当時の家事情をいろいろと考えてしまう。





上階には絵画などの展示室もある。



階段の途中にあった子供の声が聞こえるインスタレーション。



4階の付属美術館も新しく、展示方法も見やすくていい。









照明を抑えた祭壇の展示室には人骨や人形などもあり、子供はちょっと恐がりそう。







最上階に上がるとガラス張りの喫茶店があり、休憩するのにいい感じ。



ベリーのタルトと紅茶をいただいた。



喫茶店の看板。

次はどうしようかと考えたが、12時過ぎにして重要度が高い場所は閉まりはじめる所が多いと知って明日午前中に回ることに決め、昨日見忘れたピッティ宮の展示を見に行こうと思い一旦部屋に戻って体勢を立て直すことにする。



ホテルの近くにサン・ロレンツォ教会があるので、時間がある今見ておこうと入る。









ドナテッロの説教壇









星座の図が描かれているのが珍しい気がした。





人があまりおらずゆっくり見ることができた。

それからまだ見ていない銀器博物館と衣装博物館に入るつもりで再び川向こうのピッティ宮に向かって歩いていく。
ピッティ宮は2日間再入場可なのでありがたい。



銀器博物館入ってすぐにある石の象眼細工。絵ではない!



コカトリス?のポット



さりげない装飾も凝っている。

続く展示室には陶磁器や銀器や象牙・水晶細工が山のようにあったのだが、撮影禁止なのが惜しい。
超絶技巧で作られた貴重品の数々からは、思いつきを実現できてしまったからやってみたというような無邪気な狂気も感じた。
おもしろい造形のものも多くて参考になった。真似できる技術はとてもないが…。
衣装博物館が見つけられないので場所を訪ねたら、15時に閉まる庭園の中にあったらしくまたしても入り損ねてしまった。残念。
また来る機会はあるだろうか?

遅いかと思ったが、帰り道の途中にあるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会に入れたので見学する。



このとき16:45で、まだ入場できるということは17:30に閉まるのだろうとそのつもりで見ていたのだが、どうやら中にいた団体客が出るまでは開けておくくらいの感じだったらしく、本当の閉館は17時だったっぽい。すまん。







修復中の絵があった。足場近くにむき出しで大丈夫!?と思ってしまう。



マザッチョの三位一体

























左手にあるおみやげ屋(祭具室)の雰囲気もよかった。



回廊に出ると暗くなってきていた。耳慣れない鳥の声だけが聞こえていた。











美術館にも入って見ていたら間もなくスタッフが閉館だと客を帰しはじめたので、全部は見られなかった。
このときすでに17:20。すまなんだ。
ここもまたの機会があれば入り直したい場所。



駅近くに品揃えがよくて安いスーパーを見つけて喜び、夕食にするものを買う。ジャンク感!
日本ではなかなか買えない赤スグリはやっぱりおいしい。
明日はフィレンツェカードが使える最終日になるので、周到に計画を立てた。